FXのスワップで安定的に高利回りが期待できるおススメ通貨とレバレッジ倍率
FXでレバレッジをかけて長期保有することでスワップ金利を貯めることで高い利回りが期待できます。
狙いは極力手間をかけずにほったらかしで高利回りの収入を得ること。
日本円と外国通貨の金利に差がある限り、スワップは発生します。
外貨預金のように一度買いを入れて後は放置するだけです。
ここで重要なのはどの通貨をどのタイミングでどれだけのレバレッジをかけて購入するかということです。
目次
スワップ狙いのおススメの通貨
為替変動による売買を繰り返して利益を出すのではなくスワップで収入を獲得するのが目的なので高スワップでできるだけ為替の変動が少ない通貨が理想です。
スワップの高い通貨は主に
・トルコリラ
・南アフリカランド
・メキシコペソ
・中国人民元
などがあります。
これらの通貨の中で変動が少ない通貨を選ぶことがリスクを減らします。
リーマンショック以降の通貨の高値と安値を見ると
通貨 | 高値 | 安値 | 変動幅 | 変動率 | 政策金利 |
トルコリラ | 66.80円 | 22.22円 | 44.58円 | 66.7% | 17.75% |
南アランド | 13.08円 | 6.39円 | 6.69円 | 51.1% | 6.50% |
メキシコペソ | 7.77円 | 4.87円 | 2.9円 | 37.3% | 7.50% |
中国人民元 | 19.4円 | 12.3円 | 7.1円 | 36.6% | 4.35% |
NZドル | 94.02円 | 54.79円 | 39.23円 | 41.7% | 1.75% |
トルコリラは金利は高いが変動率が大きいのでリスクが大きいと考えます。
ニュージーランドドルは金利が以前より下がってます。
そこで比較的変動率が少なくて金利が高いスワップ向きの通貨は「南アフリカランド」、「メキシコペソ」、「中国人民元」となります。
スワップ運用で適正なレバレッジは?
FXのスワップで収入を得る場合、最も注意したいのはロスカットにならないようにすること。
長期運用で適正なレバレッジはどのぐらいでしょうか?
金利の高い通貨の中でリーマンショック以降で最高値で購入して最安値になった場合、
トルコリラの変動率は66.7%なのでレバレッジが2倍でもロスカットしてしまいます。
他の通貨なら2倍までは耐えられますが、3倍にすると足らなくなってしまいます。
ただ
・最高値から最安値になるまで数年の時差があるのでその間にスワップを貯めておけば、倍率は下がる。
・最高値で購入することは滅多にない
ロスカットのリスクを極力減らしたい人は2倍、多少のリスクがあっても高い金利を得たければ3倍程度まででしょう。
スワップポイントが高いFX会社
FX会社にはそれぞれ特徴があり、スワップはFX会社によって大きく違います。
スワップポイントで稼ぐにはスワップが高いFX会社を選ぶことが重要です。
会社によってはスワップが倍以上違うこともあります。
人気が高いFX会社のスワップポイント
通貨 | トルコリラ | 南アランド | メキシコペソ | 人民元 | NZドル |
GMOクリック証券 | 98円 | 160円 | 110円 | - | 45円 |
SBIFXトレード | 86円 | 140円 | - | 90円 | 55円 |
外為ドットコム | 86円 | 160円 | 110円 | 80円 | 38円 |
みんなのFX | 102円 | 100円 | 120円 | - | 30円 |
インヴァスト証券 | 85円 | 150円 | 110円 | - | 45円 |
※上記のスワップポイントはトルコリラ、NZドルは1万通貨当たり、南アランド、メキシコペソ、人民元は10万通貨当たりの金額です。
南アランド・メキシコペソをやるならGMOクリック証券、外為ドットコム、インヴァスト証券がいいでしょう。
人民元ならSBIFXトレード、外為ドットコム。
南アランド、メキシコペソ、人民元すべての通貨で取引したいなら外為ドットコムとなります。
レバレッジ3倍でどのぐらい稼げる!?
では実際にどのぐらいの利回りで稼げるのでしょうか?
・南アフリカランドを例に計算してみると
1ZAR=8円のときに
資金:80万円で
30万通貨購入すると80万円で30万ZAR(240万円分)
レバレッジは3倍となります。
この時のスワップは1日150円(10万通貨当たり)として
150x3x365=164,250円
となります。
年利は164,250/800,000=20%となります。
ただしこれは為替変動がない場合の計算です。
もし為替が1円動いたとしたら
1円円高で-300,000円
⇒164,250円-300,000円=-135,750円
1円円安で+300,000円
⇒164,250円+300,000円=+464,250円
となります。(この場合年利は58%)
つまり1年間に0.45円以上円高に動くと損することになります。
全体的に新興国通貨のスワップは高いが為替が円高になりがちです。
FXスワップ収入のメリット・デメリット
・メリット
ほったらかしでスワップ収入が入る
外貨預金と違ってレバレッジをきかせて投資できる
外貨預金より売買の手数料は圧倒的に安い
円安に動いた場合、レバレッジがきいてるとその分利益が積みあがる
・デメリット
円高に動いた場合、レバレッジがきいているとその分損失が大きくなる
レバレッジをかけ過ぎると強制ロスカットのリスクがある
まとめ
スワップ狙いでFXでレバレッジをかけるとやはりリスクは上がります。
高いスワップは魅力ですが、為替の変動で一気に含み損をかかえることがありますで注意しましょう。
特にレバレッジの管理と購入のタイミングは重要です。
またそれぞれの通貨の見通しを見極める必要があります。
金利が高い南アランドやメキシコペソを2倍程度で購入するのがよいかもしれません。
リスクをさらに下げたい場合はレバレッジ1倍にして外貨預金と同じ状態にしてもよいと思います。
少なくとも外貨預金よりFXは手数料が圧倒的に少ないです。
また日本円と外国通貨の金利差があり、その国が破綻しない限り続きます。
トルコリラは超高金利ですが、下落が続いているので落ち着いてから購入する方がよいでしょう。
また円高の時に購入することが、スワップだけでなく為替利益を得ることができるので重要です。
今後、中国人民元は人民元高になるかもしれないので為替益も含めて魅力かもしれません。
もし外貨預金をしようとしているなら手数料が少ないFXで1倍か2倍程度で
安定通貨で金利が高まりつつある米ドルを購入するのもよいかもしれません。
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